糸徳財団が行うファンドレイジングは、以下のコンプライアンスポリシーに基づいて実施しています。
我が財団では、児童又は青少年の健全な育成を目的とし、子育て支援施設の整備、運営に対する支援事業、学生寮その他のアパート、住宅等の整備、運営及び賃貸借に関する事業を営んでおります。しかしながら、世の中の流れは早く、世界水準の教育を見据えると依然として日本の教育環境の整備は追いついておらず、世界との差が開く一方であり児童又は青少年を始め大人に至るまで教育に関する懸念は継続していくため、安心できる教育環境の整備等の推進が重要です。 起源は、明治時代に小渕志ち(1847-1929)が立ち上げた糸徳製糸工場の歴史を受け継いでおり、当時では珍しかった事でしたが、工場で働く女工たちにために工場敷地内の寄宿舎で読み書き、そろばんや裁縫、生け花、作法を教えるなど教育環境を整備、寄宿舎の一部に幼稚園を開園し、工女が学べるように講堂を建てるなど経緯と歴史があります。1940年(昭和15年)、しちの意思を継いだ小渕義一は、糸徳の宿舎の一部を利用し、幼稚園を設立、糸徳幼稚園としました。1947年 (昭和22年)、名称を二川幼稚園と変更し、1957年(昭和32年) 小渕義一の亡き後は、糸徳として続けていた製糸業は廃業し、幼稚園の経営に専念することといたしました。幼稚園は、養子辰丙が義一の後を継ぎ、現在は小渕益男(辰丙、しづの子)が理事長を務めております。1950年(昭和25年)辰丙は、しちの、郷土の人々の恩に報いたいとの悲願を形にするべく、糸徳公益財団を設立いたしました。それは、二川幼稚園を経営すると共に育英事業として寮舎を設立、学生を援護し教育の復興を支援することを目的としました。未来を担う人材の支援を志したのです。その後、2015年10月一般財団法人 糸徳財団に名称変更し、現在に至るまで主にゆかりの地である愛知県内で、子育て施設整備・運営支援事業や教育環境整備を行ってきました。こうして、小渕志ちの想いを継いでできたのが、現在の糸徳財団なのです。今後も引き続き教育環境の整備とその効果を高めるための多様な調査研究や活動に助成していきたいと考えております。このような糸徳基金の趣旨をご理解いただき、本基金のさらなる造成のために皆様のご協力をお願いします。
助成件数
(2014年度~2018年度) 約5件
助成総額
(2014年度~2018年度) 約489.92万円
これまで0歳児と1・2歳児が同じホールで生活していましたが、0歳児室が独立したためゆったりと保育できるようになりました。また、職員更衣室や幼児シャワー室ができとても便利になりました。保護者からも大変喜ばれておられます。
児童発達支援 おひさま:子どもの使いやすいトイレの改修工事
子どもの身辺自立を確立するため、和式のトイレにポータブル簡易トイレをつけて洋式にし使用しています。しかし、古くなり不安定になっており、傾いたりと、子どもが使用するには危険な場面もでてきたため、安全で使いやすい洋式のトイレへ改修する支援をさせていただきました。
絵本や紙芝居を子育て支援の現場に運び一緒に読み合い楽しむ「おでかけ文庫」。経年により施設や機器に老朽化がみられるようになったため、活動を担う従事者・ボランティア・活動に参加する親子や乳幼児、高齢者にとって快適な環境をつくるための整備を支援させていただきました。
糸徳だより「ITOTOKU FUND」では、教育環境づくりの活動に取り組む皆様にとって、その活動の参考となるようなGood Practiceについての情報発信と共有を目指しています。(令和2年より4月・10月発行)
助成の成果は、「糸徳基金助成事業成果発表会」や「小渕志ち教育研究交流会(月一定例会)」で報告していきます。
また、優秀成果に対し、糸徳財団の代表理事より表彰を行っていきます。
(糸徳基金優秀成果の一覧を当ウェブサイトに掲載していきます)
過去3年間に提出された調査・研究部門の報告の中で「児童又は青少年の健全な育成を目的とする事業、子育て支援施設の整備、運営に対する支援事業、未来を担う人材の支援に対して卓越した功績が認められる学術貢献成果及び開発成果」を上げた助成研究者を表彰しています。)
糸徳基金助成のこれまでの採択一覧も今後掲載していきます。
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